日本沿岸でモーターボートやヨットなどを運転する際に必要となる1級船舶免許。平成15年の免許制度法改正によって比較的簡単に免許が取得できるようになりました。船を出す際にその乗員の中の誰か一人が免許を持っていれば船を出すのには支障がありませんので、今まで私も免許を取得せずにここまで来たのですが、免許が簡単に取れると聞いて今回重い腰を上げました。
以前は、尾道などで数日間の合宿を行なって免許取得していましたが、現在は全国各地にあるボート教習所で講習を1〜2日受けた後、筆記試験とボートによる実技試験を受けるだけで取得が可能になりました。最短ですと3日あれば1級船舶を取得できます。しかも以前は20万円以上かかっていた取得費用も現在は10万円程度まで落ち、だいぶ手に届きやすくなりました。
たまたま私の受けた教習所では、まずは2級試験を受け、それに受かってから1級試験を受けるというステップアップ方式を勧めていました。ステップアップ方式でも、一発1級方式でも、取得費用はほとんど変わりませんし、2段階で受ける方が確かに確実に試験に合格する可能性は高いでしょう。一発試験の場合、1級筆記の海図を使った問題を解く為にどうしても学習時間が取られてしまいます。取得までの時間短縮したいというのでなければステップアップ方式がオススメです。
筆記試験は、講習会で使うテキストと過去問をしっかり読み返しておけば、試験に落ちるということはまず無いと思います。私が試験を受けた際には筆記試験で落ちたという人はいませんでした。海面に出て行なう実技(操縦)試験も、焦らず心を落ち着けてやれば問題はありません。前後左右の定期的な確認などはうっかりすると忘れてしまうので、運転中は呪文のように唱え続けるとよいでしょう。ただ忘れたといっても、少しの減点になるだけなのであまり気にし過ぎないことが肝心です。1級試験の中で一番難しいのは海図試験問題かもしれません。今まで見たこともない海図という海の地図を元に運行計画や到達時間を求める訳ですから。ただこちらも数パターンの過去問題以外には出題されることはありませんので、過去問をしっかりとやっておけば心配はありません。
ということで、私は晴れて1級船舶免許を取得することができました。最近は全国でレンタルボートも増えてきましたし、マリンレジャーを楽しむのであれば持っていて損は無いかと思います。
ちなみに私はこちらで免許取得しました。スタッフの皆さんやさしくて気軽に相談できました。