ぎんなん保育園改築工事。雨の合間を縫って、先週、コンクリート打設が完了。
現在、土台を設置するために、コンクリートの天端に土台位置をプロットする作業が進行中。この作業を建設業界では「墨出し」と呼びます。何故かと言えば、墨汁でコンクリの上に直接位置を書き込んでいくため。このハイテクな時代でも、現場の作業は昔ながらの方法で行なわれています。今回の土台(壁)は曲面を描いています。X−Y方法だけで、位置を決めていくのは至難の業。そこで、トランシットという計測機の登場。直角以外の細かな角度や距離を緻密に計測することができます。CAD図面上で測っておいた数値をトランシットを使い、原寸にして一つ一つ竹と墨つぼを使い、プロットしていきます。ハイテクとローテクの交差する場所。