屋根垂木表し仕上げ

本日、「花ノ牧の2世帯住宅」の完了検査が行なわれました。大きな指摘事項もなく、無事に検査を終えることができました。庭の塀や植栽などの外構工事はまだ残っていますが、これで晴れて、引き渡しとなります。

2階子世帯のLDKの天井は、建物の屋根垂木構造をそのまま表しとしています。同じリズムで連続する屋根垂木材。この美しい構造体を、隠してしまうのはもったいない、と今回はそのまま表して仕上げとしました。

光の入る南側の天井は高く、北側の天井は手の届くほど低く、屋根勾配の高低差を大きくつけています。屋根勾配を大きくとることで、動きのある空間となっています。

1階の親世帯のフラットな天井の落ち着いた雰囲気とは異なり、親子といえども、当然、世代間で趣向は異なります。世帯ごとの趣向に合わせて、空間スケールや仕上げ材に変えることで、同じ空間構成でありながら、雰囲気の異なる住空間を作り出しています。

屋根垂木表し仕上003
屋根垂木表し仕上001
屋根垂木表し仕上002