ぎんなん保育園改築工事。
入札により工務店が決定し、いよいよ本格的に工事に取りかかっていきます。
屋根部材の原寸モックアップが出来たという連絡を受け、加工場へ。
木造で10m×10m以上スパンを飛ばした大空間を実現するため、
今回採用したのは、井桁を組み合わせた構造形式。
互いに部材が作用することで、自己生成的バランスが生まれ、
小さな梁せいで大きなスパンを作り出すことができます。
大工さんは、こんな梁せいで本当に持つのか?と、半信半疑。
そこで、実際に作ってみようと、1つのピースを原寸で製作してくれました。
現物をみると、イメージがしっかりと湧いてきます。
ここをこうしたらいいのではないか、ここは組みにくそうだと、
大工さんからも、いろんな意見が湧いてきました。
今回のモックアップ部材の梁せいは、120ミリですが、
本番では450ミリの梁を組み合わせて作ります。
この構造で作られる大空間をイメージすると、今からとても楽しみです。