現在、実施設計中の住宅のスタディ模型を製作中です。図面すべてを、CAD（パソコン上）で作図し、施主とのコミュニケーションはメールで行うようになった今でも、模型製作だけは、未だにローテク。カッターでパーツ一つ一つを紙から切りだしては、糊でぺたぺたと貼りつける、気長な作業。
スタディ模型のため、途中、何度も何度も修正の繰り返し。模型を覗いてスケールを確認し、また壊しと、行きつ戻りつの作業は、果てしなく続く。繰り返し行うことから体の中には、建物のスケール感が刷り込まれ、頭の中に良いアイディアがいろいろと浮かんできます。模型を作る行為によって頭の中を整理している、ということなのかもしれません。
