ステンレス洗面器の製作をお願いしていた、新潟県燕市のステンレス加工工場へ。早速、完成した洗面器を見せてもらいます。とてもエッジのきいたクールな仕上がり。造りはやや無骨だが、SUSの厚板を使って作った洗面器は重量感があり、質実剛健。とても良い表情です。新潟の町工場の技術力には、本当に驚かされます。このような地場産業の工場をネットワークしていくことで、様々な可能性が生まれてきます。建築の様々なパーツが、大手メーカーに頼るのでなく、街場の工場で製作するようなカタチに変わったら、きっと面白いものが出来てくるはず。時間と手間は掛かるでしょうが、きっと思い通りのモノが生まれてきます。加工の終わったステンレスシンクは、次は家具屋さんへ運ばれ、製作家具に嵌め込まれる予定です。完成が楽しみ。