家具製作の最終確認のため、家具製作工場の木工舎へ。先日、半日掛けて苦労して選定した無垢材もきれいに扉へと加工されていました。後は現場搬入を待つだけ。木工舎さんの加工場は、天井が高くガランとしていて気持ちがよい。工場内は雑然としていながらも、モノが生まれてくる力がそこかしこに溢れています。建築を始めとして、物づくりというものが、最近どことなくスマートになりすぎている感があります。しかし本来、モノ作を作り出す現場というものは、とてつもなく、泥臭い場所だと思います。どんなにデジタル化し、メールやパソコンが発達しても、職人さん一人一人が手を動かしていかなければ、現実にモノを作り出す事はできません。最終的に大事なのは、アナログな作業。デジタルの対局にある、モノ作りの現場の泥臭さ、アナログさが、とても心地良く感じる場でした。