更新日: 建築家との家づくり

「見附の2世帯住宅」互いの気配を感じる適度な距離感

「見附の2世帯住宅」こちらの住宅は、玄関と浴室を共用とした半分離型の2世帯住宅となっています。建物の真ん中に配置した中庭を介して2つの世帯が向かい合う平面構成。

お互いのリビングの窓は中庭に面しているのですが、窓の高さを変えているため、直接視線が合わないようになっています。子世帯リビングには、床に付近に設けた地窓と吹き抜け上部の高窓が庭に面して設けられていますので、椅子に座っている時や立っている時には、親世帯のリビングは直接見えません。が、ちょっと腰を屈めるか、2階の渡り廊下へ登れば、庭越しに親世帯のリビングが見通せるようになっています。当然、カーテンやロールスクリーンを閉めている時は、見えないように視線を調整することも出来ます。

丁度、お子さんが親世帯のリビングでテレビを見ているのが窓の外に見えています。このように、つかず離れず、適度な距離感を作ることが2世帯住宅では大事だと思います。せっかく一緒に暮らすのに、壁や床で世帯を完全に分離してしまっては一緒に暮らす意味がありませんし、かといって、生活時間帯や趣向が異なる世帯の生活エリアが重複していては、互いに息が詰まってしまいます。仕事で出かけている時には親世帯に子どもを見てもらったり、たまには一緒に食事したり、互いの気配を感じながら、つかず離れず暮らす。そんな距離感を実現することが2世帯住宅では大事なのです。

2世帯の適度な距離感 2世帯の適度な距離感 2世帯の適度な距離感

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見附の2世帯住宅

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この記事の著者

金子勉
建築家 / 代表

金子 勉 Tsutomu Kaneko

美しい意匠設計に加え、高度な構造・設備設計までトータルで手掛ける建築家。無垢材などの自然素材を活かし、使い込むほどに味わいの増す空間と豊かさを実感できる暮らしを提案。新潟の風土に寄り添い、土地選びから建物診断、コンサルティングまで施主に伴走する家づくりを行う。