更新日: 新築・注文住宅

「見附の2世帯住宅」暮らしを受け止める設え

「見附の2世帯住宅」大工工事が進行中です。建ち上がった時にはガラーンとしたワンルームの大きな空間だったのが、間仕切り壁や木製建具が設けられ、部屋ごとに切り分けられていきます。ここに来てやっと各部屋のスケールや部屋同士の繋がりが少しづつ見えてきます。模型を作って何度も中を覗いて確認しているのですが、何しろ小さい模型ですので、実際に1/1スケールで建ち上がった空間の中に入るのは、また違った感覚です。

所狭しと材料の置かれた現場の中で、ジグザグの鉄骨階段が目に止まります。活気あふれる現場の中にあって、静かに存在感を放っています。昔であれば、家の中心で生活を支えていた大黒柱のような存在。毎日、上り下りする度、生活の中心として暮らしの拠り所となっていくことでしょう。

近年の建物において、大黒柱や床の間などの象徴的な設えを設けることは少なくなりました。効率や建設コストから言えば、無用のものなのかもしれません。が、生活を受け止める何らかの設えがあることで、暮らしに安心感が生まれてくるのではないでしょうか。

鉄骨階段ジグザグささら桁 鉄骨階段ジグザグささら桁 鉄骨階段ジグザグささら桁

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見附の2世帯住宅

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この記事の著者

金子勉
建築家 / 代表

金子 勉 Tsutomu Kaneko

美しい意匠設計に加え、高度な構造・設備設計までトータルで手掛ける建築家。無垢材などの自然素材を活かし、使い込むほどに味わいの増す空間と豊かさを実感できる暮らしを提案。新潟の風土に寄り添い、土地選びから建物診断、コンサルティングまで施主に伴走する家づくりを行う。