レム・コールハース設計 マコーミック・トリビューン・キャンパス・センターを訪れて

ミース設計のクラウンホールの道路向かい側に建つ、
レム・コールハース設計の
マコーミック・トリビューン・キャンパス・センターへ
こちらは、IIT(イリノイ工科大学)のキャンパス内にある学生センター。
いわゆる、日本の大学で言う生協って言われているような、
学生食堂や文房具屋さん、ホールやカフェ等が納められている複合施設。
鉄道の走る高架下に建物を半地下にして納めるという複雑な構成をとる。
スロープや階段で連続していく断面構成はさすが、コールハース的。
ジグザグとした直角をもたない平面と相まって、
室内を歩いていくと、目の前には様々なシーンが次々と広がっていく。
スケール感が薄れ、どこまでも空間が続いていく様な不思議な感覚だ。
平面と断面を絡み合わせることで、
ここまで変化に富んだ空間ができるのかと、空間の妙に感心する。
静的なミースグリッドに貫かれたキャンパス計画の中にあって、
とても動的でいきいきとしたコールハースの空間。
ミースとは対照的に生命力に満ちていると感じた。
ARCHITRAVEL McCormick Tribune Campus Center

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この記事の著者

金子勉
建築家 / 代表

金子 勉 Tsutomu Kaneko

美しい意匠設計に加え、高度な構造・設備設計までトータルで手掛ける建築家。無垢材などの自然素材を活かし、使い込むほどに味わいの増す空間と豊かさを実感できる暮らしを提案。新潟の風土に寄り添い、土地選びから建物診断、コンサルティングまで施主に伴走する家づくりを行う。