更新日: 新築・注文住宅

「中野のコートハウス」スタディ模型作製

敷地にはそれぞれ、建蔽率や容積率、斜線制限や採光条件などの法律上の制約が掛けられています。設計を始める際には、さまざまな法的な条件を整理し、まずその敷地に建てることのできるボリュームから検討を進めていきます。ボリュームの目安を掴んだ上で、施主さんの要望を平面と断面に落とし込んでいきます。

部屋の広さはもちろんのこと、部屋同士の繋がりや通風や明るさなど、色々な角度から検証を重ねていきます。また図面上での検討と同時にスタディ(検討)模型を作り、中を覗いて確認し、再び平面修正を繰り返していきます。

2方向を隣家に囲まれ、更に2方向を道路に面した敷地。隣家に面した方向からは採光が望めませんし、道路に面した方向にはプライバシーの観点から大きく窓を設けることができません。試行錯誤を重ねてたどり着いたのは、コートハウスという形式。敷地境界いっぱいに建物を建て、真ん中に穴をあけて中庭を配置し、その中庭から光を取り入れるという案。密集した市街地に建てる場合には有効な方法だと思います。

スタディ模型 スタディ模型 スタディ模型

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この記事の著者

金子勉
建築家 / 代表

金子 勉 Tsutomu Kaneko

美しい意匠設計に加え、高度な構造・設備設計までトータルで手掛ける建築家。無垢材などの自然素材を活かし、使い込むほどに味わいの増す空間と豊かさを実感できる暮らしを提案。新潟の風土に寄り添い、土地選びから建物診断、コンサルティングまで施主に伴走する家づくりを行う。