更新日: 新築・注文住宅

「上越高田の平屋」仕上材を決める際のポイント

現場打合せのため「上越高田の平屋」へ。現場では天井や壁の下地材の取り付け工事の真っ最中。施主さんと現場の中を歩き回り、実際に空間の雰囲気を確認しながら、最終的な仕上げ材の色目や質感を決めていきます。

図面上で想像していたよりも、明るい空間もあれば、暗い空間もあり、また、思っていたよりもこじんまりとした空間もあれば、広がりのある空間もあります。暗くてこじんまりとした空間に色目の濃い、質感の硬い仕上材を選べば、更に暗く感じますし、また逆に明るい空間であれば、少し濃い目の仕上材を選ぶことで、空間に落ち着きを与えることもできます。

最終的な仕上げを決める段階では、実際にその場に立って、空間の雰囲気を確認しながら仕上材の決定を行っていきます。料理に例えれば、図面というレシピをみながら大枠を調理し、最後に味見をしながら塩加減を整えるようなもの。

図面というのはあくまで2次元情報でしかありません。そこには高さや奥行きなどのスケール感は書き込まれていませんし、窓からの光の入り方や空間の明るさなどの情報も書き込まれていません。実際に現場に立って空間を体験しながら、最初に想像していた空間イメージに近づけること。仕上材を決める際にはその補正作業は欠かせません。

仕上材の選定 仕上材の選定 仕上材の選定

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この記事の著者

金子勉
建築家 / 代表

金子 勉 Tsutomu Kaneko

美しい意匠設計に加え、高度な構造・設備設計までトータルで手掛ける建築家。無垢材などの自然素材を活かし、使い込むほどに味わいの増す空間と豊かさを実感できる暮らしを提案。新潟の風土に寄り添い、土地選びから建物診断、コンサルティングまで施主に伴走する家づくりを行う。