タグ: 無垢材
無垢材(天然木材)を活かすも殺すも使い方次第
2024.01.17
上の写真に写っている無垢板(天然木材)は、すべて同じ丸太から切り出されたものです。 同じ丸太から切り出した無垢板の揃いを共材(ともざい)と呼びますが、全く同じ丸太から切り出した無垢板でも10枚あれば、10枚とも異なる表情 …
曲がり梁を使って特徴ある空間を実現する
2023.12.19
お米カフェの店舗部分の天井は、もともと真四角の梁材を表しで使う計画でしたが、ただ真っすぐな梁では面白みがない。せっかく見せる梁材ですので、店の特徴となるような梁材を使えないかと考え、曲がり丸太を加工した曲がり梁を取り入れ …
無垢材の選び方と効果的な使い方
2023.08.25
「越後曽根の平屋」では、建て主から無垢材を使いたいと要望がありました。無垢材は規格品ではないので、気に入った材料を手に入れるには市場や材木屋に足を運んで、自分たちで探していくしかありません。 以前も記事にしましたが、無垢 …
無垢フローリング 自然塗料ワックスの選び方
2023.01.07
粟生津の平屋では、床仕上げ材に杉の無垢フローリングを採用しています。今回、採用した無垢フローリング材は、表面塗装がされていない無塗装品でしたので、住み始める前にフローリング表面にオイルやワックスなどで塗装を行う必要があり …
無垢フローリングの経年変化
2020.11.17
今回は無垢材フローリングの経年変化について書いてみようと思います。無垢フローリングとは、木材という100%自然素材から作られたフローリング材です。無垢フローリングの他に、べニアの表面に薄い面材を貼った積層フローリングや木 …
無垢材の仕上げ種類とソープフィニッシュ仕上げの手順
2020.11.07
無垢材カウンターの仕上げには、さまざま方法がありますが、私の事務所でよく採用している塗装仕上げをいくつか挙げ、解説してみたいと思います。 無垢材カウンターに仕上げが必要なのはなぜか 無垢カウンター材の仕上げにはどんな方法 …
カウンター・テーブルの無垢材を選ぶポイント
2020.10.11
「ダイニングテーブルに無垢の一枚板を使いたい」 「書斎カウンターを個性ある無垢材にしたい」 「長く使うものだから本物の無垢の板を使いたい」 家を建てる際、こだわりのポイントに無垢材を使いたいと考える方は多いのではないでし …
太鼓梁材の仕上げ方法
2020.08.31
「岩室の平屋」先日、丸太から製材し、太鼓状に加工してもらった梁材。乾燥ボイラーから梁材が出てきたと連絡を受け、状況を確認をしてきました。(おおよそ1週間程度×24時間、ボイラー釜に入れて乾燥を行ったとのことでした。) 今 …
「燕のガレージリノベーション」内装仕上げ材料
2020.05.24
「燕のガレージリノベーション」工事が完了しました。今回、使用した内装仕上げ材は、以下の通りです。 1階床フローリングには、スギ無垢フローリング(自然塗料) 階段には、杉集成材 2階床フローリングには、チーク無垢フローリン …
「燕のガレージリノベーション」カリンカウンター現場搬入
2019.10.06
「燕のガレージリノベーション」先日、材木屋で選んだカリンのカウンターが現場搬入されました。長さ2.7m、室内に搬入されると、倉庫の中で見た時よりも、一回り大きく見え、更に存在感を感じます。表面をプレーナーで仕上げたことに …
「燕のガレージリノベーション」無垢材カウンター選び
2019.09.02
「燕のガレージリノベーション」今日は工事現場を離れ、材木屋に来ています。リノベーションする部屋の一部にカウンターをつくる予定ですが、折角つくる予算をかけて作るカウンターですので、集成材ではなく、無垢材カウンターにしてはど …
「上越高田の家」ダイニングテーブル天板選び
2019.03.31
「上越高田の家」ダイニングテーブルの天板を選ぶため、お施主さんと材木屋さんへ行ってきました。伺ったのは、新潟市小須戸にある材木店・製材所の新発田屋さん。材木倉庫の中には、一人で持ち上げられないほど大きなカウンター材から手 …
床フローリング材を選ぶ際のポイント
2016.11.22
皆さんは床フローリング材を選ぶ際、何を基準にして選んでいるでしょうか。色目だったり、節の有る・無しだったり、値段だったりと、選ぶ基準は人それぞれだと思います。ただフローリング材と一言で言っても、種類は無数にあります。普通 …
「燕の空き部屋セルフリノベーション」榧(かや)の木の香り
2016.02.24
「燕の空き部屋セルフリノベーション」コンロの納まる部分は、ちょっと複雑な形に加工を施します。何故かといえば、コンロが60ミリというカウンターの厚みに対応していないため。今回選定したコンロは、メーカーの指定で厚さ45ミリを …
「燕の空き部屋セルフリノベーション」無垢材キッチンカウンター加工作業
2016.02.23
「燕の空き部屋セルフリノベーション」先日材木屋さんで購入した榧(かや)の無垢一枚板が現場に届きました。部屋の中に据えられると、広い倉庫の中で見ていた雰囲気とは異なり、かなりの大きさと存在感です。早速、シンクとコンロを組み …
「燕の空き部屋セルフリノベーション」キッチンカウンター材料探し
2016.02.18
「燕の空き部屋セルフリノベーション」今回はキッチンカウンターの材料探しです。仕事ではお客さんの家のキッチンカウンターを設計したり、既製品から選んだりしているのですが、ただいつもと同じようなキッチンカウンターを作ったのでは …
6年目の無塗装杉板外壁の表情
2015.08.17
「岩室の家」の外壁は杉板貼りです。杉板の表面には仕上げ鉋を掛けず、荒加工のまま、杉板表面を塗装せず、素地仕上げで外壁に張り込みました。竣工当初は肌色に近い明るい色目だった杉板は、6年の時を経て、落ち着いたグレー色へと表情 …
新潟浦山のコートハウス 黒柿の新たな使い方
2015.03.03
先日の打合せで決まった黒柿の無垢材抽き出し。加工を終え、抽き出し面材となって現場に搬入されました。板で見ていた時は、存在感が強く、もっと主張するのかと思いきや、家具として組み込まれると、独特の存在感を放ちながら、主張しす …
無垢材 欅(けやき)洗面カウンター
2015.02.28
施主さんが自ら選んだ無垢の欅(けやき)カウンター。仕上げ加工を終え、現場へと据え付けられました。 やや赤みの強い欅に対して、引き締まった黒の洗面ボウルを合わせています。欅カウンターの、ごつごつとした端部(材の耳)を切り落 …
新潟浦山のコートハウス 人が樹を選ぶのでなく、樹が人を選ぶ
2015.02.24
新潟浦山のコートハウス。加工を終えた欅カウンター材の確認を兼ねて、材木屋さんで家具の仕様を施主さんと打合せ。出来上がった廻りの壁の色や空間のバランスを考えながら、家具のスケッチを描き、イメージを膨らませていきます。最後、 …
欅(けやき)無垢材の洗面カウンター
2015.02.17
先日材木屋さんで選んだ欅(けやき)カウンター材のカンナ掛けが終わったとの連絡を受け、現物確認にいってきました。きれいに鉋仕上げを施した欅板の表面には流れるようなとても美しい杢目が現れていました。仕上げる前の印象より更に存 …
無垢材カウンター選び
2015.02.06
新潟浦山のコートハウス。施主さんとの打合せの中で、ちょっと印象を変えて、手洗いカウンターに無垢材を使ってはどうかととの話が出てきました。今回、工事の施工を手掛けているソリッド(新発田屋)は無垢材を取り扱っている専門店でも …
「東三条まもる眼科」レッドシダー外壁の経年変化
2014.01.29
東三条まもる眼科。竣工から1年半の時が経ちました。こちらの建物の外壁は、レッドシダーで仕上げてあります。竣工した当初の濃茶に塗装されていたカッチリした表情とは異なり、程よい感じで色が抜け、なんだか優しい表情になっていまし …
岩室の家 製作ステンレス引手取り付け
2011.12.20
以前、金物工場で製作してもらった木製建具のステンレス引手。こちら建物は、庭に面した壁面側は全面ガラスで構成されています。外の庭を見るのに、引手の方が目立ってしまっては台無しです。そのため、ハンドルが目立ち過ぎないよう、繊 …
「ベーシックハウス07」杉縦羽目板(素地仕上げ)の外壁
2009.09.02
ベーシックハウス07の現場へ。 足場が解体され、外観が現れました。今回の外壁仕上げは、杉縦羽目板貼。あえて塗装はせず、素地仕上げとしました。時間の経過とともに、杉の板が少しづつ色を変えていくのを楽しむ、という趣向です。 …
岩室の家 作り手の遊び心
2009.04.16
カウンターの材料を選びのため、無垢材専門店ソリッドへ。倉庫の中には、様々な種類のカウンター材が無造作に積み上げられています。今回はその中からダイニングテーブルに使う天板を選びます。いろいろと見せてもらった結果、センに決定 …
岩室の家 無垢材選び
2009.03.19
岩室の家で使う無垢材を選ぶため、工務店の新発田屋さんへ。新発田屋さんは無垢材を専門に取り扱う「SOLID(ソリッド)」という部門を持っている工務店です。倉庫内を歩き回り、いくつも積上げてある無垢板の中から、これだ!という …
新潟の風土に合った素材とは?
2009.02.13
朝から岩室の家の現場へ。外壁工事がそろそろ終盤に差しかかっています。外壁にはスギ下見板貼り、屋根には安田瓦。新潟という地域に昔からあった素材を採用したことで、まるで以前からあった建物のように周囲の環境と馴染んでいます。こ …
岩室の家 樹種選び
2009.02.12
材木屋さんと現在工事中の住宅の床の間に使う材木について打ち合わせ。一言で木の種類といっても、場所によって木目がしっかり出ていたり、出ていなかったり、赤みがあったり、節があったり、実物を見なければイメージが湧いてきません。 …