越後曽根の平屋
コンパクトで高性能な平屋の暮らし
規模と構造
用途 | 専用住宅 |
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住所 | 新潟市西蒲区 |
敷地面積 | 392.38㎡(118.69坪) |
建築面積 | 103.18㎡(31.21坪) |
延床面積 | 98.54㎡(29.80坪) |
構造 | 木造平屋建て |
竣工 | 2024年3月竣工 |
建築費 | 3,150万円(消費税別)地盤改良費・外構整備費を除く |
坪単価 | 105.7万/坪 |
設計料 | 270万(消費税別)構造計算料を含む |
性能
耐震性能:耐震等級3 耐雪積雪量1.1m(許容応力度計算による)
断熱性能:平均熱貫流率Ua値=0.25W/㎡K(断熱等級7/heat20 G2水準)
Q値=1.13W/㎡K
空調方式:床下エアコン空調(暖房用)+壁掛けエアコン空調(冷房用)
換気方式:第1種熱交換換気扇
長期優良住宅認定取得
仕上げ材
天井:ラワン合板張り
壁:自然塗料塗り
床:栗無垢フローリング+自然オイル塗布
外壁:杉下見板張り 木材保護塗料ウッドロングエコ塗布
施主からの要望は、断熱性・耐震性に優れた快適な住まいを実現することでした。ただ単純に断熱性能と耐震性能を満たすだけならば、できる限り窓を減らし、耐震壁を増やせば解決します。が、施主の考える快適性は、外部環境との連続性・開放性だということがヒアリングを行っていく過程で見えてきました。
断熱性・耐震性を増すためには窓を減らしたい、相反する要素として、大開口を設け、外部との連続性を実現したい。この相反する要望を同時に実現するため、東・西側に耐震コアとなる諸室を配置して耐震性を担保し、建物の真ん中に南側全面の大開口窓を設けた開放的なLDK空間を実現しました。
人というのは、いつも一定の気分で過ごしている訳ではありません。解放感あふれる大空間にいたい時もあれば、少し閉鎖感のある落ち着きのある部屋に籠っていたい時もあり、一人でいたい時や家族と一緒にいたい時もあります。その日の気分に応じて居場所を選べる、そんな多様な場のある住まいを実現したいと考えました。
天井が高く、南側に大きく開いた解放感ある広々としたLDK、窓を絞って外の風景を切り取ったピクチャーウィンドウのある陰影のある個室、日差しの差し込む明るい場所、対照的に明るさを抑えた場所、仕上げ材も各部屋で変えるなど、小さな住宅の中に出来る限り多様な場を作りだそうと心掛けました。住まいの各所には、特徴的な曲がりのある柱・梁材や厚みのある無垢材カウンターを設け、場所毎に特徴的な表情を加えています。
明るく、開放的な住宅でありながら、耐震性、断熱性ともに最高等級の耐震等級3、断熱等級7を実現しています。
「越後曽根の平屋」2024年3月22(金)・23(土)・24(日)に完成見学会を開催します。
詳細はこちら
施工管理:そりっど
建材供給・無垢材選定:新発田屋
施工大工:MSTデザイン
建物解説動画をアップしました。ぜひご覧ください。
外観解説編12分、内部解説編33分の動画です。