下高井戸のコートハウス
4つの異なる外部空間を持つ住宅
規模と構造
用途 | 住宅 |
---|---|
住所 | 東京都杉並区 |
敷地面積 | 161.74㎡(48.92坪) |
建築面積 | 75.38㎡(22.80坪) |
延床面積 | 136.72㎡(41.35坪) |
構造 | 鉄骨造2階建て |
竣工 | 2003年8月 |
建築費 | 3200万 |
坪単価 | 77.4万/坪 |
設計料 | 300万 |
用途 | 住宅 |
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住所 | 東京都杉並区 |
敷地面積 | 161.74㎡(48.92坪) |
建築面積 | 75.38㎡(22.80坪) |
延床面積 | 136.72㎡(41.35坪) |
構造 | 鉄骨造2階建て |
竣工 | 2003年8月 |
建築費 | 3200万 |
坪単価 | 77.4万/坪 |
設計料 | 300万 |
矩形の敷地に対し、十字型に建物を配置することで、敷地と建物の間に4つの庭(外部空間)を作り出しています。4つの庭はそれぞれ、東・西・南・北の方向に位置し、性格の異なる庭(外部空間)となっています。南の庭は光が差し込む明るい庭、北の庭は柔らかな間接光の落ちる落ち着いた庭、という風に。そのような多様な外部空間と室内空間を積極的に繋げることで、時間や四季の移り変わりとともに、刻々と変化する室内空間が生まれています。
フレキシブルボード仕上げの外部壁は、そのまま室内にまで連続し繋がっています。室内・室外の壁仕上げに同じものを使うことで、室内外を視覚的に(感覚的に)連続させようと考えた為です。全体の仕上げを白基調に統一したのも、外の光を反射によって積極的に室内に引き込もうという意図があったからです。室内に居ながら、空の明るさの変化や雲の流れ、雨が降り出したり止んだりといった、天気の移り変わりを敏感に感じることができます。こちらにお住まいのご家族は、家族そろってアウトドア好きですので、まるで外部のような開放的な暮らしをお望みでした。その想いに答えようと、このような提案となっています。
また、2方向が道路に面した敷地のため、敷地いっぱいに建物を建ててしまうと、道路から物理的な距離が近くなってしまいます。リビングなどの室内空間が外壁一枚で道路と接してしまい、どうしても外の車の音や振動、話し声などを近くに感じてしまいます。緩衝空間としての庭(外部空間)を挟み込むことで、道路との距離を離し、室内空間の静けさも同時に確保しています。