南青山キリン
狭小敷地に建つ塔状建築
規模と構造
用途 | 集合住宅(SOHOテナントビル) |
---|---|
住所 | 東京都港区青山 |
敷地面積 | 118.90㎡(35.96坪) |
建築面積 | 99.21㎡(30.01坪) |
延床面積 | 655.73㎡(198.35坪) |
構造 | 鉄骨造10階建て+RC地下1階 |
竣工 | 2001年4月 |
受賞 | 2001年グッドデザイン賞受賞 |
用途 | 集合住宅(SOHOテナントビル) |
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住所 | 東京都港区青山 |
敷地面積 | 118.90㎡(35.96坪) |
建築面積 | 99.21㎡(30.01坪) |
延床面積 | 655.73㎡(198.35坪) |
構造 | 鉄骨造10階建て+RC地下1階 |
竣工 | 2001年4月 |
受賞 | 2001年グッドデザイン賞受賞 |
南青山の一等地に建つSOHOテナントビル。敷地は南側を道路に面した間口8m、奥行き14.5mの狭小敷地です。計画地には、敷地前面の1/3にまで道路計画線がかかり、さらに北側住居地域への日影規制という厳しい条件がありました。
これらの条件をクリアしつつ10階の高さを保持するためには、構造体を5m×5mの範囲内に納めなければなりませんでした。ただ4隅に柱を建てるだけでは柱の断面積が大き過ぎ、室内にスケールアウトした柱が露出してしまいます。そこで考えたのは、柱を1.2m間隔で列柱状に配置し、本数を増やすことで、柱寸法を小さくし、人体感覚に近づける方法でした。リズム良く並んだ列柱は、内部では生活スケールと溶け合うことでその存在感を消し、外部ではフラットな建物の表情にリズムを与えています。
床を上方へ配列複製するように積み重ね、ガラスでラッピングすることで生まれた塔状建築。各階では、都市生活者=SOHO生活者たちにより、独立した生活が営まれます。都会に浮遊する床は、外部との境界が希薄となり都市へと溶け込んでいきます。透明なガラスファサードは、ショーウィンドウのように、都市生活者が街へとアピールする為の発信媒体となります。夜の街に光る塔は、様々な生活を都市へと投げかけます。