岩室の家
写真:高木俊幸写真事務所
地場の技術と材料で作る「なつかしく、あたらしい家」
規模と構造
用途 | 住宅 |
---|---|
住所 | 新潟県新潟市 |
敷地面積 | 197.63㎡(59.78坪) |
建築面積 | 91.33㎡(27.62坪) |
延床面積 | 134.39㎡(40.65坪) |
構造 | 木造2階建て |
竣工 | 2009年5月 |
受賞 | 2013年 木の建築賞住宅賞 |
建築費 | 2700万(外構・地盤改良・上下水道引込み工事費を除く) |
坪単価 | 66.4万/坪 |
設計料 | 270万 |
写真:高木俊幸写真事務所
用途 | 住宅 |
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住所 | 新潟県新潟市 |
敷地面積 | 197.63㎡(59.78坪) |
建築面積 | 91.33㎡(27.62坪) |
延床面積 | 134.39㎡(40.65坪) |
構造 | 木造2階建て |
竣工 | 2009年5月 |
受賞 | 2013年 木の建築賞住宅賞 |
建築費 | 2700万(外構・地盤改良・上下水道引込み工事費を除く) |
坪単価 | 66.4万/坪 |
設計料 | 270万 |
新たな技術を開発し、ひたすら経済成長を目指す時代は終焉し、昔ながらの知恵や技術、価値観を見直す時代へと、少しづつ変わりつつあるように感じます。今回、「岩室の家」の設計に当たって考えたのは、昔ながらの作り方をきちんと見直すことでした。日差しを遮る庇や間仕切り障子戸など、昔ながらの技術や知恵に、新たな解釈を与え、新たな表現へと繋げていこうと考えました。
流通の速度が向上し、インターネットが普及したことで、ネット検索すれば、どこでも簡単に物が手に入るようになり、建築はカタログから既製品を選んで組み合わせるだけの行為になりつつあります。その結果、日本のどこであっても、同じ様な無個性な建物が建ち並ぶようになりました。
新潟という、その場所固有の個性のある建築を表現できないだろうか。幸い新潟は金属加工や桐簞笥、瓦製作などの地場産業が盛んな地域でした。そのような地元の職人達と協同し、地元の材料と加工技術を使い、家作りをすることで、既製品を組み合わせた家とは異なる新潟らしい個性的な表現の住宅が生まれました。