江古田の長屋

細長い変形敷地に建つ賃貸長屋

 東西に細長い変形敷地において最大床面積を確保するため、すべての住戸が共用廊下を介さず、外部路地から直接玄関にアクセスする長屋(タウンハウス)という形式を採用しています。

 東京都内において集合住宅を計画する際には、窓の外側に窓先空地と呼ばれるスペースを確保する必要があり、変形敷地において賃貸床面積を確保することは非常に困難です。その解決策として、長屋という形式をとることで、空地確保の必要が無くなり、賃貸床面積を最大限確保することが可能となります。賃貸物件においては、収益部分の面積比(レンタブル比)上げることが、投資効率を上げることに繋がります。共用廊下の無い長屋は、全体床面積に対する収益部分の割合が非常に高く、収益率の高い物件とすることが可能です。

 樹々の茂る共用路地から直接、各戸玄関へとアプローチする動線は、集合住宅というよりは、戸建て住宅にアプローチする感覚に近いかもしれません。各住戸は集合しながらも、独立性が高く、集合住宅に比べて安心感を感じます。

 室内の仕上げは、打ち放しコンクリート仕上げとしています。入居者が入れ変わる度に室内クロスを張り替える手間が無く、建物自体の耐久性も高いため、賃貸運営コストを抑えることが可能です。また、室内側は打ち放し仕上げですが、外壁側には外断熱処理を行い、断熱性能もキチンと確保しています。

規模と構造

用途 長屋(集合住宅)
住所 東京都中野区江古田
敷地面積 405.75㎡(122.73坪)
建築面積 230.40㎡(69.69坪)
延床面積 608.20㎡(183.98坪)
構造 鉄筋コンクリート造3階建(賃貸20戸)
竣工 2007年1月
建築費 11,500万
坪単価 62.5万/坪
設計料 1,000万

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