燕のギャラリーハウス
回遊式展示ギャラリーを持つ住宅
規模と構造
用途 | 専用住宅 |
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住所 | 新潟県燕市 |
敷地面積 | 1,1022.11㎡(309.18坪) |
建築面積 | 196.66㎡(59.48坪) |
延床面積 | 196.66㎡(59.48坪) |
構造 | 木造平屋建て |
竣工 | 2011年6月竣工 |
建築費 | 3,000万円(消費税込み)地盤改良費・外構費を除く |
坪単価 | 50万/坪 |
設計料 | 250万(消費税別) |
仕上げ材
天井:桐合板張り+自然着色料塗布
壁:しっくい塗料ローラー塗り
床:無垢フローリング+蜜蝋ワックス塗布
住宅にギャラリーとスタジオを併設したいという住まい手の要望に対し、あえてギャラリーという機能を持つ建物を先行して構想し、その建物を住宅として住みこなすにはどうすればよいかを探る、逆説的なアプローチを試みた住宅です。
建物の長さ32m弱、とても長いプロポーションを持つ平屋です。その長さを活かして、建物の中を歩きまわれる建物を構想しました。玄関からリビングへと繋がる細長い空間は、展示ギャラリーとしての性格を持ち、空間を移動していくことで、壁に展示された作品を次々と見れるような平面構成を採用しました。
天井高を抑えた通路状の空間は横へ横へと連続的に繋がる移動する空間ですが、その空間とは異なり、個室は天井高を高くし、ハイサイド窓を設けることで上昇感のある留まる空間としての性格を与えています。天井の高い部屋は、個室であると同時に、スタジオとしての性格を持たせています。